DNSはただ単にドメイン名からIPアドレスを調べるだけのものではありません。

レコードという形で様々なデータを参照することが出来ます。

それではさっそくレコードを見てみましょう。


1.Aレコード
FQDNからIPアドレスを調べるのがAレコード

www.example.com.     3600    IN A    192.168.1.1


「www.example.com」 が FQDN
「3600」 が TTL(この例では3600秒)
「A」 が Aレコード
「192.168.1.1」 が IPアドレス

いわゆる正引きといわれるレコードです。




2.AAAAレコード
こちらもFQDNからIPアドレスを調べるレコードですが、こちらはIPv6用の正引きレコードです。

www.example.com.     1D    IN AAAA    ffea:120:551:::::246




3.CNAMEレコード
CNAMEレコードはコンピュータに別名を定義します。
Aレコードで付けたFQDNとは別の名前をコンピュータに付けることが出来ます。

smtp.example.com.     3600    IN CNAME   www.example.com

「smtp.example.com」 が別名。
「www.example.com」 が正規名です。

ちなみに正規名はAレコードで定義されたものを使います。
CNAMEで定義した別名は他のレコードの正規名として代用する事はできません。

www.example.com.     3600    IN A    192.168.1.1
smtp.example.com.     3600    IN CNAME   www.example.com
上記の様に設定した場合、どちらも「192.168.1.1」にアクセスできます。











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